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Archive for 10月 23rd, 2019
bauhaus nowhaus② マルセル・ブロイヤーの『D4』チェア
date. 2019/10/23
いつもアクタス新宿店のブログをご覧いただき有難うございます。
段々秋の気配が深くなり、気温の変化に体調がついていかない方も多いのではないでしょうか?
みなさま、くれぐれもお身体ご自愛ください。
さて、先週末よりアクタス新宿店二階で開催中の
『bauhaus nowhaus バウハウス開校100周年 現在進行形のバウハウスの家具』(~12/10)
では、この企画ならではの家具を色々とご用意しております。
今回はその中から、マルセル・ブロイヤーの『D4』チェアのご紹介です。
「バウハウス」の代名詞ともいえるスチールパイプのチェア。
それを最初に考案したのがマルセル・ブロイヤーです。
ブロイヤーは当初、バウハウスの学生でしたがグロピウスの生徒となったのちに
彼自身が「マイスター(教授)」となり、家具工房の授業を行いました。
当時家具の材料と言えば「木材」が主流であったなか、彼は自転車のフレームからヒントを得て、
スチールパイプの画期的な椅子「ワシリーチェア」を作りました。
スチールパイプの活用は、ただ斬新なだけではなく、規格化による大量生産が可能になるという
工芸の近代化の実現を可能にする発明でした。
バウハウスの理念である「芸術と技術の統一」そのものと言えるかもしれませんね。
「D4」チェアは、「ワシリーチェア」の折りたたみモデルとして改良されたチェアです。
さらに今回入荷した「D4E」チェアは、アウトドアモデルとして
従来のスチールパイプをさびにくいステンレスパイプに変更したものになります。
もともと「D4」チェアは船上やお庭での使用も想定して作られたとも言われていて、
より本来の目的に従った機能的なチェアになりました。
また、ステンレスバージョンは艶消しなので、
鉄のピカピカした感じが苦手・・という方にもおすすめです。
↑アウトドアモデル(ステンレスパイプ)
↑スタンダードモデル(スチールパイプニッケルメッキ)
幅広の座面と、絶妙な背と座の角度で、クッション性がなくてもゆったり読書などもできてしまう名作チェア。
屋内だけじゃなく、屋外でも使用できる『D4E』チェアをぜひ店頭でご覧ください!
➡TECTA社ホームページはこちら (一部承れない商品もございます)