101灯のあかり ブログリレー㉑

date. 2021/03/25

「101灯のあかり展」も残り一週間をきりました。

 

毎日たくさんの方にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。

 

本日は、とても約100年前にデザインされたとは思えない

 

バウハウス生まれのランプを2点ご紹介いたします。

 

 

 

saturn

 

No.98 L61 SATURN LAMP(サターンランプ)

 

デザイナー: Arieh Sharon(アリー・シャロン)

 

ブランド:TECTA(テクタ)

 

バウハウスで建築を学んていたイスラエル人建築家アリー・シャロンが1926年に

 

デザインした照明「L61」。当時美術家のヨゼフ・アルバースに師事していました。

 

円周状にカットした一枚のスチールを立体的に折り曲げて成形してる、

 

いかにもバウハウスらしいデザインです。

 

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ベースに用いられたガラスが、全体を少しやわらかな印象にしています。

 

本体の見た目のユニークさだけでなく、乱反射する光がまるでアートピースのような照明です。

 

シェルフやサイドボードにディスプレイしていただくと、それだけでも様になるような一点です。

 

土星ランプという愛称も可愛らしいですね。

 

 

 

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No.91 KAISER IDELL 6631-T LUXUS(カイザー・イデル)

 

デザイン:Christian Dell(クリスチャン・デル)

 

ブランド:Fritz Hansen

 

バウハウスのメタル工房で主任を勤めたクリスチャン・デルがGebr. Kaiser & Co.

 

(カイザー社)のためにデザインしたカイザー・イデルシリーズ。

 

球、円、円柱といったモダニズムで基本とされる幾何学形態でエレガントにデザインする

 

クリスチャン・デルの才能が際立ったシリーズです。

 

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また、可動式ジョイントは国際的な特許を取得しており、気品あるバウハウスデザイン、

 

厳選された素材、精密なエンジニアリングの象徴として広く認識されています。

 

デスクに置いた時にかっこいいのはもちろん、機能的にも非常に優れたデスクランプです。

 

現在展示、販売しているものは、フリッツハンセン社より復刻されたものです。

 

 

 

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ただいま新宿店では、「A.PETERSEN」と「100年家具」も開催中です。

 

スタッフ一同、みなさまのお越しをお待ち申し上げております。